紹介手数料の情報開示促す 山田職安局長・会見
2023.08.07
【労働新聞 ニュース】
7月4日付で厚生労働省の職業安定局長に就任した山田雅彦氏は共同記者会見に応じ、医療・介護・保育の3分野の職業紹介の手数料について、情報開示を促していく考えを明かした(写真)。「労働市場の情報の非対称性を少しでも下げていきたい」としている。
3分野の職業紹介手数料をめぐっては、政府が6月に閣議決定した「規制改革実施計画」において、求人企業の負担感が強く、一部の事業者では短期間での離職が多いとの課題が指摘されていた。山田職安局長は「人材ビジネス事業者の理解も得ながら、手数料自体を規制するのではなく、情報開示を進めて適正な水準に変えていくのが筋だろう」と強調した。
令和5年8月14日第3412号2面 掲載