価格転嫁促進へ労組が事例報告 JAM・院内集会
2023.08.30
【労働新聞 ニュース】
機械・金属産業の約2000単組が加盟するJAM(安河内賢弘会長)は、9月の価格転嫁促進月間に向けた取組みの一環として、衆議院第二議員会館内で「価格転嫁まったなし8・8院内集会」を開いた(写真)。
50人を超える国会議員が集まるなか、中小企業庁と公正取引委員会の担当者を招いた価格交渉促進学習会、加盟労組による事例報告などが行われた。航空部品製造業の労組からは、取引先に求められて500種に及ぶ製品の詳細な資料を作成した結果、4カ月ほど60時間超の残業が続いたことなどが報告された。
主催者代表として挨拶した安河内会長は、JAMの続けてきた公正な取引環境確立の取組みが今や政府の動きにまで広がったとし、「我われとしても手を緩めず、これからも声を上げ続けていきたい」などと語った。
令和5年8月28日第3414号5面 掲載