職場の熱中症対策は「不十分」 7割が仕事効率への影響感じる 日本シグマックス
2023.08.28
【安全スタッフ ニュース】
医療機器・医療用品の製造販売を行う日本シグマックス(株)は、職場の暑さ対策に関する実態調査結果をまとめた。建設・製造・運送・電気通信などの業種の暑熱環境下で働く機会のある5438人の回答を集計したところ、約77%が暑さによる仕事効率への影響があると答え、約73%が職場の熱中症対策を不十分と感じている。仕事効率への影響は、「休憩を頻繁に取ることによる作業時間の減少」(39.5%)、「集中力などの低下」(38.1%)、「熱中症もしくは似た症状の発症(35.5%)」などだった。
職場で行っている対策では、エアコンの設置や飲料・塩飴の用意、スポットクーラーなどが上位に上がっているが、必ずしも従業員が満足しているわけではなく、「課題を把握していても効果的な対策を打てていないことが推測される」としている。従業員個人の追加対策では、冷却グッズやインナーの工夫などの対策が取られていた。
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