死亡災害 建設業で月6件発生し緊急要請 東京労働局
2023.09.06
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(辻田博局長)は、今年7月下旬から8月上旬までの約1カ月間で、建設業における死亡災害が6件に上ったことから、熱中症対策などの徹底を求める緊急要請を発出した。都内の大手建設企業23社に要請文を送付している。9月初旬には、建設業労働災害防止協会東京支部と各分会を緊急招集し、対策会議を開く予定。
死亡災害6件のうち、3件が熱中症、残り3件は高所からの墜落などによるものとなっている。3件の熱中症災害では、40~60歳代のとび工2人、建設重機オペレーター1人が死亡している。現場で資材の片付け、断熱材の養生撤去作業などに従事していた。
令和5年9月4日第3415号3面 掲載