フォーク運転はベルトの着用を 岡山労働局
2023.09.12
【労働新聞 ニュース】
岡山労働局(成毛節局長)は、今年8月までにフォークリフトによる死亡労働災害が3件発生したことを受け、リーフレットを作り、安全対策の強化を呼び掛けている。
3件の死亡災害は、フォークリフトが転倒し、運転者が車体の下敷きになることで発生した。いずれもシートベルトが未着用だったため、運転者が運転席から放り出された可能性があるという。同労働局の担当者は、「フォークリフト運転時のシートベルト着用に関して、法令上の規制はないが、実際に未着用の状態で重大な事故が発生している。安全のため、使用を徹底してほしい」と話している。シートベルトが未設置の場合には後付けをするなど、確実な着用を促している。
リーフレットでは、速度を出しすぎている状態で旋回するときに転倒しやすいとして、速度超過した場合の警報装置の設置も効果的だとした。
令和5年9月11日第3416号4面 掲載