【ズームアップ】局地的大雨 警戒強め早期の作業中止を 土石流に準じた対策求める/大分労基署
2023.09.12
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
局地的な大雨を原因とする死亡災害発生を受け、大分労働基準監督署は工事発注者などに現場での安全対策徹底を要請した。土石流の発生する危険のある河川では、異常な増水、氾濫による災害を防ぐため、降雨量の把握や作業中止を求めている。全国的に異常気象が増えるなか、都道府県労働局でも大雨、強風など悪天候時の作業中止について呼びかけている。安衛則などの作業中止規定を改めて確認しておきたい。
土石流対策に準じた措置を
今年7月25日、大分県由布市内の砂防ダムの工事現場で、作業中に増水した川に作業員2人が流されて死亡する労働災害が発生した。大雨のため片付け作業をしていた作業員が増水した川に流され、その作業員を救出しようとした現場代理人も流されて命を落としている。現場は…
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2023年9月15日第2434号 掲載