【トピックス】建機との接触災害防止へ 「自律型」次世代システムを確認 国内最大級ダム工事現場でパトロール/仙台建設労務管理研究会顧問会
2023.09.26
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
仙台建設労務管理研究会顧問会(外池功一会長)は7月28日、成瀬ダム堤体打設工事(第2期)、(施工:鹿島・前田・竹中土木特定工事共同企業体)で拠点パトロールを実施した。同現場は、管制室から遠隔で指示を出すと建設機械が施工計画に基づいて無人で自律的に運転を行う次世代の建設生産システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」を取り入れている。パトロールでは、建設機械と人との接触リスクを低減する同システムの視察をするとともに、経験豊かなメンバーによる現場の安全管理状況のチェックを行った。
ベテランの豊富な知識と経験を労働災害防止に役立てようと、仙台建設労務管理研究会顧問会では60歳以上の安全衛生担当者が積極的に現場に赴いてアドバイスを行っている。同会は平成27年に設立され、結成から9年目を迎える。定期的に現場巡視などの活動をしており、今回実施された拠点パトロールは29回目となる。現場技術者と労働基準監督署がよりよいコミュニケーションがとれるように、「架け橋」となる存在でもあり、今回は横手労働基準監督署(秋田県)の山中康久署長が参加している。
パトロールを行った現場は、…
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2023年10月1日第2435号 掲載