雇用維持の出向助成金を廃止へ 厚労省
2023.09.26
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は、雇用保険法施行規則を改正し、今年10月31日をもって産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)を終了させる考えだ。
同コースでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、在籍型出向を活用して雇用を維持する事業主と、受入れ側の事業主に対して、出向中の経費などの一部を助成している。現在は求人数が伸びている産業があり、雇用情勢が緩やかに持ち直していることから、廃止に踏み切る。
同コースの廃止を盛り込んだ改正案について、パブリックコメントを実施しているところ。
令和5年9月25日第3418号1面 掲載