月曜日の労災は始業直後に発生 出雲労基署・リーフ
2023.09.25
【労働新聞 ニュース】
島根・出雲労働基準監督署(川角洋二署長)は、安全活動の「マンネリ化」を防ぐため、過去に管内で起きた労働災害を分析し、発生状況を曜日別にまとめたリーフレットを作成した。曜日によって取組みを変えるなど、メリハリのある安全活動を促している。
分析したのは、平成10年~令和2年の23年間分の労災。曜日ごとにめだった点をまとめている。たとえば月曜日では、「始業直後・昼休み後の災害が多い」といった時間帯の特徴のほか、「建設業の災害が多い」など、業種別の傾向も示した。
同労基署は、リーフレットを、事業場での安全活動を検討する際の参考資料として役立ててもらうことを想定。たとえば、「月曜日は休日明けで、体が仕事に慣れておらず、始業直後の労災が多い可能性がある。そのため、月曜日の朝は職場全体で体操を行う」など、曜日ごとに災害発生要因を分析し、不安全行動を防ぐ取組みを立案するよう勧めている。
令和5年9月25日第3418号4面 掲載