【特集1】「座りすぎ」の健康リスク低減へ 環境整備し“ブレイク”を意識付け/明治安田厚生事業団
2023.09.26
【安全スタッフ 特集】
デスクワークで働く人に、「座りすぎ」の健康影響が問題視されている。生活習慣病やメンタルヘルス不調などのリスクを高めるとする研究結果も出ており、仕事中に「身体活動」を意識して健康リスクを下げることが求められるという。「座りすぎブレイク」について研究している明治安田厚生事業団体力医学研究所の甲斐裕子副所長・上席研究員にブレイクのポイントを聞くとともに、同職場が運動機会を創出するために実施している「さいころでPON!」などのユニークな取組みを取材した。
血流やメンタル悪化のリスクが
近年、「座りすぎ」による健康影響が注目されている。WHO(世界保健機関)は2020年に「身体活動に関するガイドライン」に座位行動指針を加え、座りすぎによって不健康になるリスクと、ちょっとした身体活動に取り組むことの重要性を発信し始めた。…
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2023年10月1日第2435号 掲載