週2日推奨で出社手当新設 アジャイルウェア
2023.10.03
【労働新聞 ニュース】
コロナ禍以降、全従業員にフルリモートワークを認めてきた㈱アジャイルウェア(大阪府大阪市、川端光義代表取締役CEO)は、週2回の出社を推奨するに当たり、1日2000円の出社手当を制度化した。従業員同士で昼食をとった際には、さらにランチ手当500円を補助する。
出社手当の支給は、オフィスに4時間以上滞在した日が対象。月10日分を支給限度としており、ランチ手当と合わせて最高で月2万5000円支給する。リモートワーク時は光熱費手当などで1日500円を支給しているため、双方のバランスに配慮した。
同社では昨年10月以降、月1回の出社を義務付け、週1回の出社を推奨してきた。一方で従業員の約3割を占めるエンジニア職の出社率が低いため、自発的な出社を促す。開発チームで作業を進める際、リモートの打合せでは「新しいアイデアが生み出しにくい」などの課題があった。フルリモートの精神面への影響を懸念し、メンタル不調を防ぐ意図もある。
令和5年10月2日第3419号5面 掲載