失踪者多発で受入れ停止 カンボジアの3送出機関 技能実習機構
2023.10.10
【労働新聞 ニュース】
外国人技能実習機機構はカンボジアの3つの送出機関について、新規の受入れを停止すると発表した。3機関から受け入れた技能実習生が失踪するケースが多発しているという。監理団体に対しては、停止措置中に求職申込みを受けても、求職情報のやり取りなど職業紹介行為をしないよう求めている。
停止措置は11月27日から実施する。期間は6カ月経過後以降に同機構が解除を公表するまでの間とした。改善が認められなければ停止措置は続き、3機関を取次機関とする第1号技能実習計画認定申請、監理団体許可申請などは、要件に適合しないものとして審査する。
技能実習生の失踪は受入れ人数の拡大とともに増加してきた。平成30年には9000人を超過。これを受け、政府は令和元年11月に失踪者を減らすための施策を取りまとめ、失踪者が著しく多い送出機関からの新規受入れを停止する措置を新設していた。
令和5年10月9日第3420号2面 掲載