早期発見へ費用負担 がん対策で表彰企業決定 福岡県
2023.10.10
【労働新聞 ニュース】
福岡県は、従業員のがん対策について、とくに優れた取組みを行っている事業所を知事表彰に決定した。がん検診の普及啓発を行う「がん検診推進部門」と、治療と仕事の両立がしやすい職場環境づくりに関する「両立推進部門」の2部門において、計13事業所を表彰した(写真)。
がんの早期発見に力を入れている大高建設㈱(福岡市)は、がん検診推進部門で受賞した。CT検査に加え、胃カメラと腫瘍マーカーにかかった費用を会社負担としている。
両立推進部門で受賞した㈱日本ハウジングセンター(北九州市)は、治療中の労働者へのヒアリングを徹底している。復職のタイミングや通院頻度などを聞き取り、個人に合わせた就業形態に調整している。
令和5年10月9日第3420号4面 掲載