建設業 多能工の評価基準策定へ 現場内で複数作業に 国交省・CCUS
2023.10.26
【労働新聞 ニュース】
レベル別年収を設定も
国土交通省は、建設技能者の就業履歴や保有資格のデータを蓄積し、業界全体で共有している建設キャリアアップシステム(CCUS)において、複数の職種の業務を横断的に行う「多能工」の能力評価基準を策定する。地方の建設業者では、1つの現場で同時に複数の作業を進める実態がある一方、現行のシステムでは職種ごとに基準が設定されており、多能工を評価する基準はない。地方建設業協会9団体を通じて200社に実態調査を実施し、結果を基に来年度から検討を始める。めざすべきレベル別年収についても、職種とは別に設定するとしている。
CCUSは、技能者の能力や経歴を適切に評価することで、処遇改善につなげることを目的としたもの。現在は、全国300万人の技能者のうち、…
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
令和5年10月30日第3422号3面 掲載