4年度の裁決 取消しは14件 労働保険審査会
2023.10.31
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は令和4年度の労働保険審査会の事件処理状況をまとめた。処理した595件のうち、決定取消しは14件で、2.4%に留まっている。棄却は534件(89.7%)、却下は34件(5.7%)となった。決定取消しとなった事件は、労災保険の給付基礎が6件、業務上外が5件、再発認定が1件、その他が1件、雇用保険の資格得喪が1件だった。
社会保険審査会の処理状況も公表した。4年度の処理件数は1107件で、うち請求容認は73件(6.6%)だった。棄却は853件(77.1%)、却下は87件(7.9%)。