【スポット】鉄骨落下災害受け総点検を要請 計画段階で安全確保徹底求める/東京労働局

2023.11.10 【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
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 東京労働局(美濃芳郎局長)は、建設工事現場で鉄骨が落下し作業員6人が死傷した重大災害を受けて、鉄骨建方作業の安全総点検を実施するよう工事の発注者と大手ゼネコン、大規模工事現場などに要請した。自主点検表を送付し、リスクアセスメントに基づき安全確保措置を確実に講じた作業計画の作成、作業前の連絡調整や準備、作業指揮、鉄骨のボルト固定状況などを確認するよう求めている。

2人死亡、4人負傷の惨事に

 今年9月19日に東京都中央区の建設工事現場で発生した鉄骨落下事故では、鉄骨梁上にいた5人の作業員が梁とともに7階面から3階面まで墜落。鉄骨の下敷きになるなどして2人が死亡。階下で別の作業に従事していた作業員1人と合わせて4人が重軽傷を負った。

災害発生状況の略図(9月28日厚労省発出の要請文より)

 詳細な事故原因は警察と労働基準監督署などが調査中だが、…

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2023年11月15日第2438号 掲載
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