講座の一括閲覧化を リスキリングで都に要望 東商・経営者懇談会
2023.11.21
【労働新聞 ニュース】
東京商工会議所(小林健会頭)は、会員企業の経営者ら27人で構成する「東京の将来を考える懇談会(座長=中山泰男・セコム㈱会長)」がまとめた要望を東京都に提出した。中小企業の従業員がリスキリング講座を受講する機会を増やすため、行政や大学、民間企業の提供する講座を一元的に閲覧できる情報提供プラットフォームを整備するよう求めた。
同懇談会は2019年11月に設立されたもので、会員企業のなかでも大手である東日本旅客鉄道㈱、鹿島建設㈱の経営層や学識者ら27人で構成している。これまで議論してきた都の中長期的な成長戦略について、初めて内容を取りまとめ、要望を行った。中小企業が人材育成にリスキリング講座を活用しようにも、情報を把握しきれていない現状があると訴えた。講座を一括で閲覧できるサイトの開設を求めている。
令和5年11月20日第3425号3面 掲載