【特集2】高年齢化で転倒災害が増加 「ロコモチェック」し身体機能把握を―厚労省 事業場の改善好事例集作る―滋賀・彦根労基署
2023.11.28
【安全スタッフ 特集】
年々増加する転倒災害。職場の高年齢化が進むなかで、身体機能の衰えを背景とした原因が目立っている。厚労省ではロコモチェックで加齢による転倒リスク把握を推奨しており、予防のためのトレーニングを紹介している。設備的要因への対応では、滋賀・彦根労基署が事業場の好事例集を作成。職場改善に役立つ資料として周知を図っている。
50歳以上女性の発生割合高く
厚労省によると、全産業で発生した労働災害のうち転倒が占める割合は23%で、型別で最も頻度の高い災害となっている。高年齢になるほど労働災害発生率が上昇し、特に中高年女性の転倒災害発生率が高い傾向にある。年千人率でみると、60歳代以上女性の平均は2.24で、20歳代女性の平均(0.15)に比べて約15倍も発生しやすくなっている。…
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2023年12月1日第2439号 掲載