上限規制クリアし若者の入職を促す 全国労研交流会開く
2023.11.30
【安全スタッフ ニュース】
建設労務安全研究会(細谷浩昭理事長)は11月9日、浜離宮建設プラザ(東京都中央区)で第42回全国労研交流会議を開催した(写真)。細谷理事長は開会の挨拶で「建設業界はかねてより長時間労働や休日が少ないといった問題が指摘されている。2024年4月に始まる時間外労働の罰則付きの上限規制は各社大変なことであるが、クリアしないと若い人が入ってこない。また、こうしたところで安全の担保を図りたい」とした。
当日は、各地の労研の成果発表が行われた。広島労研は「類似災害事例の活用」について紹介。各社で災害の情報共有を図るためデータベースを構築し、スマートフォンやパソコンで活用できるシステムを作ったという。
2023年12月1日第2439号 掲載