荷台にベルト張り墜落防止 亀戸労基署
2017.07.31
【労働新聞 ニュース】
東京・亀戸労働基準監督署(久末吉一署長)は、道路貨物運送業の安全管理セミナーを開催した=写真。
久末署長が安全講話を行い、過去の事故事例を話すとともに、「同労基署作成の好事例集やセミナーなどを参考に対策を講じて欲しい」と伝えた。
管内企業の好事例も発表された。日鉄住金物流㈱の東京物流センターでは、荷役作業の墜落防止措置として、作業台の手すりがない箇所の地面に衝撃軽減マットを敷いたり、荷台そのものにベルトを巡らせるなどの措置を講じている。また、墜落時に開くエアバック付きのライフジャケットの導入も進めている。ちょっとした衝撃で開きやすいことから、「意識が高まり不安全行動が減った」と話した。
平成29年8月7日第3123号5面 掲載