【特集1】思いやりカメラで階段転落予防 「手すり持ち」を判定し注意喚起 行動訓練通じた指差呼称定着も/サントリープロダクツ羽生工場
2023.12.12
【安全スタッフ 特集】
サントリープロダクツ㈱羽生工場(埼玉県羽生市)では、行動災害を防ぐための取組みが成果を上げている。「思いやりカメラ」は、階段昇降時に手すりに手が掛かっているかを判定し、声掛けで注意を喚起。作業前の指差呼称を定着するための安全行動訓練、発生した災害から類似災害防止対策を考える安全宣言、毎月テーマを変えた自覚教育教材の発信など、さまざまな施策により安全行動の定着を図り、安全文化を醸成している。
休業無災害1000日を達成
サントリーグループの清涼飲料製造メーカーとしてPETボトルの炭酸飲料、ドリンクバー用の原液シロップを製造しているサントリープロダクツ羽生工場。社員、協力会社の従業員合わせて約140人が働く同工場では、今年度の労働安全衛生方針に「安全を身近に感じ、みんなで相談・改善できる職場を目指し、将来にわたり労災ゼロの維持継続」とする目標を掲げ、「作業開始前の安全確保」「安全教育のさらなる確保」「全方位・相互の安全コミュニケーション」「日々のリスク低減活動」「防災体制の構築」を推進している。…
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2023年12月15日第2440号 掲載