【フォーカス】ツルヤ交通/LGBTQ対応 「当事者いる前提」で対策 制服やトイレを配慮
2023.12.07
【労働新聞 フォーカス・企業事例】
カミングアウト不要に
タクシー業を営むツルヤ交通㈱(橋本強代表取締役、埼玉県さいたま市、74人)は、だれでもトイレの整備やジェンダーレス制服の導入など、性の多様性に配慮した職場づくりに取り組んでいる。社内研修や相談窓口設置も行い、埼玉県の作成したLGBTQに関する指標を登録企業の中で最も多く達成している。きっかけは、従業員から上司である役員へのカミングアウトだった。その際に、アウティング防止を徹底するため、「誰が当事者か」、「どういうセクシュアリティか」は人事担当者にも共有せず、本人の同意を得たうえで、「社内に当事者がいる」ことだけを周知した。「カミングアウトされなくても当事者が職場にいる前提」で取組みを進めている。…
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令和5年12月11日第3428号15面 掲載