随時改定 「継続3月間」の解釈で判決 変動後3カ月は相当 東京高裁
2023.12.14
【労働新聞 ニュース】
厚労省通達に違法性なし
健康保険・厚生年金保険の適用事業所が、日本年金機構による随時改定を認めない処分を不服とした裁判で、東京高等裁判所(脇博人裁判長)は請求をすべて棄却した一審判決を維持した。同事業所は代表取締役の役員報酬を減額後、減額月とその前月・前々月の報酬による改定を求めた。随時改定について法は、「継続した3月間」の報酬月額が著しく高低した場合に改定できると定めている。厚生労働省はこの継続した3月間について、昇降給月以後の継続した3カ月と解釈する通達を出している。同高裁は、通達は制度趣旨に適うもので、処分に違法性はないとした。…
【令和5年11月21日、東京高裁判決】
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令和5年12月18日第3429号2面 掲載