作業手順遵守を評価 局長が鉄骨落下対策巡視 東京労働局・安全パト
2023.12.19
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(美濃芳郎局長=写真中央)は、「年末年始SafeWork推進強調期間」の一環として、鹿島建設㈱が施工するオフィスビルの大規模建設現場への安全衛生パトロールを実施した。美濃局長が鉄骨組立て作業の安全対策を確認し、現場の作業員から対策状況を聴取している。作業に入る前に、グループ単位で作業手順や予定工事に類似した災害事例を共有している点を高く評価した。
管内では、今年9月に鉄骨が崩落する大規模災害が発生し、2人が死亡、4人がケガを負っている。美濃局長はこれを受け、鉄骨の溶接作業やボルトの締結状態を重点的に巡視した。「災害を防止するために作業手順が遵守され、対策が徹底できている」と講評している。
令和5年12月18日第3429号3面 掲載