産休に合わせ10日分有給化 JRQSS
2023.12.20
【労働新聞 ニュース】
JR九州システムソリューションズ㈱(福岡県福岡市、香月裕司代表取締役社長)は、配偶者の産休中に連続10日の有給休暇を付与する「育業集中10Days」を導入した。面倒な手続きや収入減を伴う産後パパ育休を利用することなく、2週間連続で育児に集中してもらうのが目的。併せて女性社員が産休を取得する場合についても、同じく10日分を有給化することとした。
JR九州グループ各社の情報システムを担ってきた同社は、全社員の32%を20歳代が占め、女性社員比率も35%と低くない。今後、子育てと仕事との両立に悩む社員の増加が見込まれるなか、12月から子育て支援パッケージ「ささエール」を導入したもの。育休に関する支援策以外にも、不妊治療費の本人負担分を原則全額支給する出生支援金制度(治療開始から10年間まで。1子につき上限200万円)を新設したほか、24歳未満の子が対象の扶養手当は4000円から1万円に増額している。
令和5年12月18日第3429号5面 掲載