GPSで時間管理 過労運転防止対策を査察 国交省
2023.12.25
【労働新聞 ニュース】
国土交通省は、「年末年始の輸送等に関する安全総点検実施期間」の一環として、トラック運送業の東亜物流㈱(東京都江戸川区)を査察した。物流・自動車局の久保田秀暢次長が、過労運転の防止対策などの状況を点検した。GPSによる運転者の労働時間の管理やIT点呼の方法などを確認している(写真)。
査察では、今年度の重点的な点検事項として掲げている「過労運転を行わせないための安全対策」、「健康管理体制」を確かめた。車両に搭載されたGPSによって、現在地を社内モニター上で把握し、労働時間が長くなっている運転者には連絡するなど、運転者約200人を適切に管理している点を高く評価した。
令和5年12月25日第3430号3面 掲載