【特集1】仮想空間でリスクを検討 公衆災害防止にICT導入 安全・生産性の向上図る/清水建設 東京外環自動車道 京葉ジャンクションGランプ工事
2023.12.26
【安全スタッフ 特集】
清水建設㈱土木東京支店が施工する東京外環自動車道京葉ジャンクションGランプ工事では、ICTを活用した安全の取組みが進められている。VRでシミュレートした仮想空間の現場を使って事前の作業打ち合わせや安全確認などを行い、公衆災害、インフラ災害などのリスクを検討。体感型安全教育を通じた現場作業員の意識向上や現地KYをはじめとした安全活動などと併用することで事故防止を図っている。円滑な情報共有は生産性向上にもつながった。
一般車との接触防止を重点に
千葉県市川市内にある現場は、京葉ジャンクションの一部として京葉道路(東京方面)と外環道(高谷方面)をつなぐ連結道(ランプ)を施工するもの。道路に囲まれた狭隘なヤードに大型重機を配置し、最大掘削深度26mに及ぶ地中連続壁工事、山留掘削工事が進行中だ。
現場周辺には供用中の3つの地下連結道や地下道からの出口などがあり、一般車の往来が多いため第三者災害のリスクが大きい。さらに、通信ケーブルや雨水管渠など地中のインフラも多数存在しており、公衆災害防止、インフラ災害防止、重機関連災害防止を重点に据えて、さまざまな安全対策を講じている。…
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2024年1月1日第2441号 掲載