建設業の死亡災害が増加 年末年始は取組み徹底を 新宿労基署・労災防止推進大会

2023.12.22 【安全スタッフ ニュース】
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 東京・新宿労働基準監督署(戸谷和彦署長)は12月7日、新宿・中野・杉並地区年末年始労働災害防止推進大会を四谷区民ホールで開催した。主催者を代表して挨拶した戸谷署長は、今年管内の建設業で死亡災害が増えていることに触れたうえで、「しっかりと対策を講じることが喫緊の課題。コロナ禍中に低調となった活動がそのままにならないよう注視しながら、企業への啓発や指導を徹底していく」と年末年始の取組みを呼び掛けた。

 会場では、安全衛生水準の良好な事業場の表彰と活動事例の発表が行われた。防災無線などの設置工事を行う日本無線は、同社の建設業労働安全衛生マネジメントシステム(J-COHSMS)を説明。従来まで経験知として引き継がれていた現場の安全ルールを明文化し、安全衛生管理手法を社内基準として体系的にまとめている。安全衛生教育やシステムの監査業務には女性社員を積極的に登用し、柔軟な働き方や現場での帳票作成のサポートなどを通じたスキルアップにもつながっているとした。

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