【特集1】協力会社技能者へスマホで安全教育 「安全衛生WEB教育」スタート 時間・場所選ばず直接届ける/大和ハウス工業・大和ハウス工業協力会連合会
2024.01.29
【安全スタッフ 特集】
大和ハウス工業㈱と大和ハウス工業協力会連合会は、協力会社の安全衛生教育を支援する「安全衛生WEB教育」を昨年6月から開始した。現場で作業をする技能者全員を対象としたもので、スマートフォンを使い、時間と場所を選ばずに受講できる点が特長だ。今年度は、ヒューマンエラー対策、労働災害防止の基本など4テーマを配信。不注意や場面反応など人間の特性を自覚してもらい、不安全行動抑止へとつなげている。
教育が届きにくい二次会社以降に
大和ハウス工業㈱の取引先企業で構成する大和ハウス工業協力会連合会では、日ごろから安全衛生や環境、品質、技術などの向上に向けた活動を推進している。新たにWEB講座を始めた背景には、現場で一緒に働く協力会社の技能者全員に安全衛生教育を届けたいという、同社と協力会の強い思いがあった。
協力会連合会安全衛生環境部会長の藤代政宗さん(㈱藤政工業・代表取締役)は、「労働災害の割合を見ると、労働災害のうち二次会社以降が占める割合は4分の3を占めている。一方で、従来型の集合型教育が二次会社以降の技能者に届きにくい。協力会連合会主導で年に数回開催している教育への参加は一次会社の事業者や職長が多く、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2024年2月1日第2443号 掲載