凍結・積雪による転倒防止へ 骨折伴い休業長期化の傾向 群馬労働局

2024.01.24 【安全スタッフ ニュース】
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 群馬労働局は、凍結・積雪などによる転倒災害が多発しやすい1~3月を「冬季転倒災害防止重点取組期間」に設定し、事業場での災害防止対策推進を呼び掛けている。

 管内では過去に、「工場間を移動中に積雪で足を滑らせて転倒して手首を骨折」(60歳代・休業1カ月)、「屋外の積雪の状況を確認して工場内に戻った際、出入口において、靴底に付着した雪で足を滑らせて転倒し、膝の骨を挫傷」(20歳代・休業2カ月)などの労働災害が発生。転倒による休業災害の約3分の2が骨折を伴って長期化していることを踏まえ、事業場でのリスク低減をはじめとした未然防止の積極的取組みが必要としている。

 通路や作業場所の凍結・積雪による転倒を防ぐための取組みには、屋外通路や駐車場への除雪、融雪剤の散布による安全通路の確保、事務所に入室時の靴裏の雪・水分の除去、凍結のおそれのある屋内の通路・作業場への温風機の設置による凍結防止などの対策を示した。

 また、屋外通路や駐車場の転倒災害リスクに応じた「危険マップ」の作成、凍結した路面や除雪機械通過後の路面などにおける荷物の運搬方法・作業方法の見直しなども事業者に求めていくとしている。

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