支点増やして腰痛の防止を 千葉労基署・説明会
2024.02.02
【労働新聞 ニュース】
千葉労働基準監督署(市倉健人署長)は1月22日、第3次産業における転倒・腰痛などの行動災害防止に向けた説明会を開催した。
千葉県理学療法士会の中村亮太理事・職能局長が、腰痛を引き起こす不良姿勢を改善するポイントを解説した(写真)。膝を伸ばしたまま上体を曲げる姿勢は腰を痛めやすいと忠告し、腰を落として身体から近い位置で物を取るように勧めている。遠くの物を取るときは、膝をどこかに付けるなど、支点を増やすことで腰への負担が軽減できると助言した。
転倒防止のためには、転びかけてもバランスを保ち、踏み留まれる体づくりが必要と指摘。バランス能力を養う片脚立ちなど、職場でも行える運動を紹介している。
令和6年2月5日第3435号4面 掲載