石川など4県助成率引上げ 雇調金特例
2024.02.14
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は1月23日、雇用保険法施行規則を改正し、能登半島地震に伴う雇用調整助成金の特例措置を拡充した。
地震発生を受けて急激に事業活動の縮小を余儀なくされた事業主のうち、新潟、富山、石川、福井の4県の事業所が行う休業・出向に対する助成率を大企業3分の2、中小企業4分の3に引き上げている。1年間の支給上限日数も従来の100日から300日に引き上げた。
拡充後の措置は、今年1月1日以降に開始した休業・出向に適用する。4県に限らず、通常制度で対象外になっている雇入れ後6カ月未満の労働者も助成対象とする。
令和6年2月12日第3436号1面 掲載