人事戦略を念頭に 今野教授が紹介手法示す 人材協・東日本ブロック会
2024.02.14
【労働新聞 ニュース】
日本人材紹介事業協会(林徹郎会長)は1月25日、関東甲信越の会員企業を集め、東日本ブロック会を開いた。学習院大学の今野浩一郎名誉教授が講演し、求人企業の人事戦略に踏み込む職業紹介の手法を解説している(写真)。
今野教授は、新たな職業紹介の手法として、求人企業の経営理念や人事戦略を念頭に、その考え方に沿った「求める人材像」を理解することを挙げた。想定される人材像としては、長期的に活用できる人材、経営理念に共感してくれる人材、自律的に能力を開発できる人材などを示している。
人事戦略の種類としては、社内公募制を採用するなど、人材の適材適所を重視するケースが存在するとした。一方で、能力よりも、長く働いてもらいたいと思える人材の確保を重視するケースもあるとしている。
令和6年2月12日第3436号3面 掲載