転倒のメカニズム学ぶ 対策事例集とりまとめも 東京労働局・小売業SAFE協議会
2024.02.10
【安全スタッフ ニュース】
東京労働局は1月24日、「TOKYO小売業SAFE協議会」を開催した。転倒災害の多い小売業での労働災害防止対策を話し合うもので、都内の小売チェーン本社や業界団体、専門家などが構成員として参加している。
今年度2回目となる協議会では、労働安全衛生総合研究所の柴田圭研究員が行動災害をテーマに講演し、転倒の原因となる「つまずき」「すべり」のメカニズムと対策を解説。つまずき防止には、段差の解消、整理整頓、サンダル・スリッパなどすり足になる履き物を避けるなどのポイントを示した。すべり対策では、床面の防滑加工や靴底の定期的な清掃、すべりにくい歩き方などを推奨している。
協議会では、今年度の取りまとめとして構成員企業の好事例を集めたリーフレットも作成。実写動画で危険行動を伝えるサミット(株)の活動など3事例を取り上げており、労働災害防止を進めるための参考資料として管内小売業への水平展開を図る。
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