医師の上限規制 Q&Aを再追補 厚労省
2024.03.25
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は医師の時間外労働の上限規制に関するQ&Aの再追補分を公表した。昨年9月に公表した追補分に、3つの設問を加えている。
年間の上限時間が1860時間となるB水準の適用を年度の途中で受けた場合は、すでに届け出た36協定を変更して再度届け出ても良いとした。その場合の36協定は、従前の協定の起算日と同一にする必要がある。B水準としての36協定の効力は、届出以降に発生し、起算日に遡って有効にならない点にも留意すべきとした。
管理監督者に対する面接指導については、医療法は管理監督者に該当するかどうかを問わず、実施する義務を定めていると指摘。そのため、管理監督者は労働基準法施行規則の面接指導の対象にはならないものの、結果的に労基則と同等の面接指導を実施する必要があるとした。
令和6年3月25日第3442号2面 掲載