【特集2】20年で休業損失9割減少 腰痛予防の好事例を表彰 厚労省 SAFEアワード
2024.03.27
【安全スタッフ 特集】
厚生労働省は2月9日、令和5年度SAFEアワード授賞式を開催した。腰痛予防部門でゴールド賞を受賞したJFEスチール㈱西日本製鉄所(倉敷地区)が約20年続けてきた筋骨格系疾患予防の活動が、休業損失を10分の1に減少させ、腰痛予防に大きな成果を上げている。イオンリテールでは理学療法士会との連携で1分間体操を考案して転倒災害減少につなげるなど、安全健康確保の優れた取組みを表彰した。
「人を大切にする」企業活動を発信
SAFEアワードは、労働災害防止や安全健康確保などに向けた企業・団体の取組みについて、一般投票などを経て、部門別に優良事例を表彰するもの。厚労省が昨年立ち上げたSAFEコンソーシアムの加盟事業場から取組み事例を募り、活動共有による労働安全衛生水準の向上、企業・団体間の労働災害防止・健康増進事業やサービスのマッチングなどを図る狙いがある。
今回で2年目を迎えるアワードには加盟事業場から139件の応募が集まり、一般投票などを経て、転倒災害防止・腰痛予防・安全な職場づくり・エイジフレンドリー・企業等間連携の5部門から15事例を表彰している。
表彰式では、…
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2024年4月1日第2447号 掲載