有給の「通院治療休暇」 年間10日付与の企業など収載 多様な休暇で事例集 厚労省

2024.03.20 【Web限定ニュース】
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 厚生労働省は、「特別休暇制度導入事例集2023」を作成した。通院治療休暇、ボランティア休暇、子の参観休暇などの制度を整備している14社の取組みを収載している。

 恒栄電設㈱(東京都北区、267人)では「通院治療休暇」制度を設け、年間10日分の有給休暇を付与している。対象は、三大疾病などに罹患して通院が必要になったケースと定めている。同休暇とは別に、病気から復職した社員に対して、年間6日の有給休暇を付与する仕組みも用意。復職後、3カ月ごとに2日ずつ付与している。

 「子の参観休暇」を導入しているのが㈲COCO-LO(群馬県桐生市、91人)。授業参観や三者面談などの学校行事に参加するため、子供1人当たり年間6時間の有給休暇を付与している。年次有給休暇の付与が入社から半年後なのに対し、同休暇は入社時点で権利を付与し、取得を認めている。

 同事例集は、厚労省の「働き方・休み方改善ポータルサイト」からダウンロードできる。

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