【特集1】衛生パトで職場環境改善 “立看板”使って進捗を確認 アプリ活用した6Sの評価も/バンドー化学足利工場
2024.03.27
【安全スタッフ 特集】
バンドー化学㈱足利工場では、衛生パトロールによる職場環境改善に力を入れている。「立看板」と呼ぶ管理表で、見つかった問題点に対する改善の進捗をチェックし、有機溶剤業務の健康障害やケガの予防を図っている。社内で作成した6S評価用アプリも、整頓状況を点数化し、職場環境改善に役立てる。健康増進の取組みでは、事業所ごとに組織する「健康いきいき職場づくりチーム」が活動を牽引。食事メニューの改善や食育、運動促進などの取組みが従業員の健康意識を引き上げている。
問題箇所を写真付きで管理
バンドー化学㈱足利工場は、同社の関東初の生産拠点として1973年に栃木県足利市に設立された。伝動ベルト、電子写真用部品、高機能樹脂製品などを生産する。日々、安全衛生水準の向上に努めており、昨年10月には栃木労働局長による安全衛生表彰の奨励賞を受賞するなど、継続した活動が成果に結び付いている。
事業所内では、法令に定められた衛生管理者による毎週の職場巡視を通じた作業環境改善が進められている。1年間で工場内の全職場を一巡する計画を立て、作業場所に不具合や問題点がないかを見ていく。見つかった問題点は、社内で「立看板」と呼ぶ管理表に記入し、問題点を写真付きで示すとともに、安全な状態へと改善を施している。
図1は、…
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2024年4月1日第2447号 掲載