【特集2】ホワイト物流事例 業務時間見直し1コース複数で 「計画的異動」が休みのカギ/セイリョウ 混載で積載率向上/NEXT Logistics Japan
2024.04.26
【安全スタッフ 特集】
業務の時間を見直し、1コースを複数人で行う――「ホワイト物流」推進運動の一環として国土交通省などが開催するオンラインセミナーで紹介された㈱セイリョウの取組み。同社では、ジョブローテーションを行うことで、運送業では難しいとされる4週8休が可能になった。NEXT Logistics Japan㈱は、少ない車両とドライバーで、より多くの荷物を運ぶ「混載」で積載率アップや輸送シェアリングなどの取組みなどを推進。大型トラック3台分の荷物を1台のダブル連結トラックで運ぶことに成功している。
車は複数で乗る考えに
「ホワイト物流」推進運動は、トラック運転者の不足により物流が危機的な状況になることを踏まえ、その背景にある出荷元・納品先での荷待ちによる長時間労働や、積込・積降しなどの荷役作業の負担などの改善を目的に2019年に始まった。物流の効率化や生産性向上の取組みを広げていくため、先進企業の事例などを取り上げたオンラインセミナーを順次開催している。
「シニア活躍・新価値創出で描く未来ビジョン」と題した発表を行ったのは、家具や精密機器、食品などの運送事業を中心に行うセイリョウ(埼玉県)。
「どの業界から見ても普通の労働環境にしたい」との思いから、具体的な行動として、…
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2024年5月1日第2449号 掲載