休憩所に“冷水足湯” 熱中症対策で重点パト 東京労働局
2024.06.04
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(美濃芳郎局長)は5月21日、今年5~9月までの「熱中症クールワークキャンペーン」の一環として、建設現場の熱中症対策を確認するパトロールを初めて実施した。岡田直樹労働基準部長らが中央区月島3丁目の市街地再開発事業施設建築物新築工事現場を訪れ、冷水に足を浸して涼むことができる休憩所などを巡視している(写真)。
現場の取組みを確認した岡田部長は、水を張ったビニールプールやかき氷機を休憩所に設置している点を高く評価。作業員が足をビニール袋で覆い、そのまま水で冷やしている様子を確認している。「熱中症対策には、作業前に体を冷やしておくことが有効。かき氷も非常に効果的だ」と話した。
パトロールは、都内での熱中症による休業4日以上の死傷者数が昨年、過去最多となったことから実施している。
令和6年6月3日第3451号3面 掲載