フォーク使用も接触の防止怠る 品川労基署・送検
2024.07.02
【労働新聞 ニュース】
東京・品川労働基準監督署(吉清水信也署長)は、歩行中のトラック運転者がフォークリフトの荷の下敷きになり死亡した事故に関連して、一般貨物自動車運送事業を営む㈱三芳エキスプレス(東京都江戸川区)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。駐車場内での積込み作業に当たり、カラーコーンによって歩行者通路を確保するなど、フォークリフトとの接触防止措置を講じていなかった疑い。
労働災害は令和4年7月に、品川区の物流センター内で発生した。同社の労働者がフォークリフトで高さ約2メートルのコンテナをトラックに積み込んでいる最中、コンテナが歩行中の運転者に衝突。ぶつかったことに気付かずそのままコンテナを下ろしてしまい、運転者がコンテナの下敷きになり、死亡している。
【令和6年6月6日送検】
令和6年7月1日第3455号4面 掲載