切れ・擦れ対策見学 スーパーの店舗内を巡回 東京小売SAFE協議会
2024.07.10
【労働新聞 ニュース】
東京都内の大手小売業11社や業界団体、東京労働局でつくる「TOKYO小売業SAFE協議会」は6月27日、メンバーであるサミット㈱のサミットストア江戸川区役所前店を視察した。参加各社の代表者らが、食品加工時の切れ・こすれ災害の対策などを見学している(写真)。
食品スーパーマーケットチェーンを展開する同社では、都内を中心として関東圏に138店舗を構え、正社員2800人、パート・アルバイト1万4400人、技能実習生500人を抱える。訪問した店舗は2006年に開店したもの。
視察では、同社の安田大輔人財・組織開発部マネジャーらが、参加者を連れて店舗内を巡回しながら安全対策を説明。20年前に複数店舗の精肉部門で切れ・こすれに関する重大な労働災害が発生したことから、安全対策を徹底しているとした。具体的には、壁に注意喚起ポスターを掲示し、スライサーに挟まった肉片を除去する際は必ず電源を切ったうえで、刃に直接触れずピンセットを使用して取り除くよう指示しているという。
令和6年7月8日第3456号3面 掲載