人事は「決める」から「認める」へ 愛知経協・報告書
2024.07.10
【労働新聞 ニュース】
愛知県経営者協会(大島卓会長)は、日本人の2人に1人が107歳まで生きるようになる「人生100年時代」の人事戦略について報告書をまとめた。人事の役割は「決める」から「(従業員の選択を)認める」に変わっていくと指摘。キャリアや働き方に関するニーズを把握し、選択肢を与える重要性を強調した。
同協会が2022年度に実施した「人手不足調査」によると、企業と従業員の双方で「企業は選ぶ側から選ばれる側へと変化している」との認識が高まっていた。「選ばれる企業」となるために人事の役割を転換し、フレックスタイム制や社内公募など、従業員が働き方などを選べる制度を導入するよう勧めている。
令和6年7月8日第3456号5面 掲載