精神疾患が過去最多 2割超増え900件弱に 労災認定
2024.07.12
【労働新聞 ニュース】
仕事によるストレスを原因とする精神障害の労災請求・支給決定件数がともに過去最多となったことが、厚生労働省の「令和5年度・過労死等の労災補償状況」で明らかになった。これまで最多だった4年度に比べ、請求件数が33%、支給決定件数が24%増えている。増加の理由として厚労省担当者は、昨年9月に精神障害の認定基準を改正し、強い心理的負荷があったと認められる出来事の具体例を示したことなどを挙げている。
5年度における精神障害の労災請求件数は3575件で、前年度比892件増加。支給決定件数は883件で、173件増えた。請求は3年連続、支給決定は5年連続で最多を更新した。
業種別(大分類)にみると、請求件数は多い順に医療・福祉888件、…
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令和6年7月15日第3457号1面 掲載