自社内で骨折と偽り建設業送検 王子労基署
2024.07.17
【労働新聞 ニュース】
東京・王子労働基準監督署(高橋英雄署長)は、休業4日以上の労働災害について、虚偽の内容の労働者死傷病報告を提出したとして、建設業の㈱大杉工業(埼玉県越谷市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反などの疑いで東京地検に書類送検した。東京都北区の地下駐輪場の建設現場で発生した労災について、自社の敷地内で起きたと偽った報告書を作成し、越谷市を管轄する春日部労基署へ提出した疑い。
同社の労働者が台車で建築資材を運んでいた際に、資材が落下した。落下を防ごうと手を伸ばしたが、資材に手をはさまれて骨折し、休業113日のケガを負っている。
【令和6年6月10日送検】
令和6年7月15日第3457号4面 掲載