作業前に体操を実施 グリコの菓子工場視察 茨城労働局・局長パト
2024.07.24
【労働新聞 ニュース】
茨城労働局(澤口浩司局長)は、菓子・乳製品の製造を営むグリコマニュファクチャリングジャパン㈱茨城工場(常陸大宮市)のパトロールを実施した。管内では昨年、食料品製造業で発生した休業4日以上の労働災害は300件で、前年から28件増加したことから、同業種を視察の対象としている。
澤口局長は、水やバターで滑りやすい、アイスクリームの生産ラインの転倒災害防止対策を視察した(写真右)。小さな凹凸がついた滑りにくい床材を使用しているだけでなく、ソフト面の対策として、毎日全労働者が作業前体操を行っている取組みを確認している。視察後には、「創意工夫を凝らした安全衛生活動に取り組まれている」と評価した。
令和6年7月22日第3458号4面 掲載