全日本トラック協会（坂本克己会長）は、トラック運転者の健康向上対策として、「食生活と健康管理」をテーマとする動画を作成した。勤務時間が不規則でも朝食を摂って体内時計をリセットするなど、健康的な食事の摂り方を解説している。全ト協のホームページ上で公開し、会員企業には運転者への研修に利用するよう呼び掛ける。

　全ト協では、今年度の活動方針として、運転者の健康増進への支援の強化を掲げている。勤務時間が不規則で食事を摂る時間や場所の確保が困難だったり、脂っこいものやスナック菓子ばかりなど偏った食事になりがちな点が課題とみている。糖尿病や心疾患、運転中の体調不良を防ぐため、動画によって健康意識向上を後押しする狙い。

　動画は全６種類作成するとした。今夏中に公開予定の第２弾では、適切な水分補給の方法を紹介する。