労基法趣旨に反する 内閣府政策コンペへ声明 全国社労士会
2024.08.05
【労働新聞 ニュース】
全国社会保険労務士会連合会(大野実会長)は、内閣府が全職員を対象に開催した賃上げに関する政策コンペについての声明文を発出した。優勝アイデアとして表彰された「すべての会社員の個人事業主化」が、労働基準法や社会保険制度の趣旨に反すると指摘している。国民の誤解を招くことがないよう、相応の配慮がなされるべきと主張した。
同アイデアは、企業の残業を禁止し、所定の終業時刻以降は従業員が個人事業主として残業相当分の業務を受託するというもの。社会保険料の負担が発生しないため、企業にとってはコストカットにつながり、従業員も手取り額を増やすことができるとしている。
同連合会はこれに対し、…
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令和6年8月12日第3460号3面 掲載