地域別最賃 5%引き上げ平均1054円へ 中賃審が「目安」答申
2024.08.01
【労働新聞 ニュース】
消費者物価上昇に対応
中央最低賃金審議会(藤村博之会長)は、令和6年度の地域別最低賃金の引上げ額の「目安」を全国一律50円に決定し、武見敬三厚生労働大臣に答申した。目安どおりに引き上げられた場合の上昇率は5.0%で、最賃の全国加重平均は1054円に達する。引上げ額は昨年実績の43円を上回り、4年連続で過去最大。目安の決定に当たり、消費者物価が上昇している状況を重視したほか、賃金上昇率が昨年度を上回る水準にある点も考慮した。地域別の最賃最高額に対する最低額の比率は前年度比0.9ポイント高い81.1%となり、比率面における地域間格差は縮小する方向だ。 …
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令和6年8月12日第3460号1面 掲載