SES会社が経歴詐称強要 業務命令は「違法」に 東京地裁
2024.08.01
【労働新聞 ニュース】
労働者の賠償請求認める
システム開発、保守、運用などの客先常駐業務を請け負うSES会社で働いていた労働者3人が、経歴詐称を強要されたと訴えた裁判で、東京地方裁判所(一場康弘裁判長)は同社の代表取締役と前代表取締役に計515万円の支払いを命じた。代表取締役らは「未経験でも月給30万円確約!」などの文言の求人広告を出し、応募してきた労働者3人に5年程度の実務経験があるとする虚偽のスキルシートを作成させ、取引先に派遣していた。同地裁は一連の指示を「詐欺行為の一部を担うよう命じた」と評価。違法な業務命令であったというほかないと判断した。…
【令和6年7月19日、東京地裁判決】
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令和6年8月12日第3460号2面 掲載